龍野が近くなんで「そうめん=揖保乃糸」
お中元に荒木箱入りをもらってたんでなんぼ食べても無くなりません(笑)。
「揖保乃糸」と言うのは兵庫県手延素麺協同組合の登録商標で規格に合った
ものだけがそう呼ばれます。
なら、それ以外の物とどう違うのか比べてみよう。

右が揖保乃糸上級品、左が姫路市内の会社で作ってる普通のそうめん。
値段は揖保乃糸が一人前(100g)85円、普通のが55円くらい。
裏の商品表示を見てみましょう。
揖保乃糸

普通の

まず名称が違いますね。「手延べそうめん」と「そうめん」
「そうめん」は機械打ちですね。
材料も揖保乃糸には食用油が入ってますが普通のには入ってません。
手延べそうめんは表面に食用油を薄く塗って細く細く伸ばしていくんですね。
ちなみにJASで「そうめん」とは太さが1.3oまでの小麦麺のことで揖保乃糸は
0.7〜0.9oです。
麺を比べてみましょう。

左が普通の、右が揖保乃糸。見た目ではわかりません。
茹でてみると。

これははっきり違いますね。
左の普通のに比べて右の揖保乃糸は少し黄色くて透明感と艶がありますね。
食べるとコシ、ツルツル感ともに圧倒的に揖保乃糸が上です。
普通の方はちょっと置くと団子になってしまいます。
店でそうめんを注文するとミカンやサクランボが載って水に泳がしたものが出て
来ることが有りますがああせんと食べにくいからかも。
揖保乃糸にはそうめんの他に中華麺もあるんですが、一見いわゆる棒ラーメン
と変わりませんが食べるとこれも別物、ぜひ食べて見てください。
一枚目の写真、左のパッケージに「古」「厄上がり」とありますがこれは一年物の
ことです。普通そうめんは秋から春にかけて作りその年のうちに出荷するものを
「新物」、一年倉庫で熟成させたものを「古(ひね)」と呼びます。コシと舌触り
が良くなります。
そうめんの茹で方ですがたっぷりのお湯で1.5分〜2分茹でて冷水にさらし、もみ洗
いをします。ぬめりや油臭さを流すため本当にしっかりもみ洗いをしてくださいね。
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黒帯がついてるおそうめんね。
先日、嫁に行った娘が、
「ちょっと違ったおそうめんを食べてみたいわ〜」って、
それで、違うのを食べて見たそうだけど、
「やっぱり、揖保乃糸にするわ〜」だって
いただきものだから良いけど、自分だったらどうするかなぁぁ〜
ええやつやね、今度赤と黒と食べ比べてみようか。