注文する物を決めて入った店でも「カツ丼」が目に入ると注文してしまうぐらい好きです。
私はカツ重が嫌いです。
カツ丼が食べたくて入った店にカツ重しかなければ丼飯とたくあんを食べるくらい嫌いです。
もちろんカツ丼とカツ重は器が違うだけでは中身が同じだということは知ってます。
カツ丼の醍醐味は大胆に男らしくワシワシと掻き込むところです。
それがカツ重では隅に残ったごはんを角のところから食べるときなんとなく
せせこましい感じになります。まさに「重箱の隅をつつく」です。
ただ幸いな事に僕の現在の活動範囲内にカツ重を出す店がありません。
同じく「うな重」も嫌いです。
しかもうな重は僕の行動範囲内にも出没します。
鰻屋さんでお品書きを見ると松竹梅とか特上、上、並等うな重が
三種類ぐらいあってその下にうな丼があります。
うな重は出前の時に運びやすいという理由で出来た物のようです。
そしたら店ではうな丼が本家と違う?
それが「私はお重に入ってるから上等よ」てな顔をしてうな丼を下に見る
というのはどういうわけですかっ!。
へん!、どうせプラスチックの重箱のくせに。
ま、幸いな事に僕はうな丼もそんなに好きではありません。
カツ丼のない人生は考えられませんが鰻無しでも生きていけます。
余談ですが何故「蒲焼」と言うか知ってます?
昔、鰻はそのまま筒切りにして串にさして醤油をつけて焼いたそうです。
これが「蒲の穂」に似ていたため「蒲焼」と呼んだんですがこの料理法では
脂臭くて一般受けしなかったそうです。
それが今のように開いて脂を落としながら焼くようになって一般的になり
名前だけが昔のまま、ということだそうです。
「蒲鉾」の由来と同じですね。
またまた余談ですが大阪ではうな丼の事を「まむし」と呼びます。
鰻の形が蛇に似てるので「まむし」と思われてる方もいるようですが
出前の時、鰻が冷めないようにごはんの間にはさんだ事から「間蒸し」
あるいは「飯(まま)の間で蒸した」から「ままむし」と言うのが言われなようです。
そのため今でも本当の「まむし」は蓋を取ると上はごはんで中に鰻が埋まってるそうです。

