
赤福はこの場所に1707年(宝永4年)に創業したそうですが現在の本店の建物は明治10年の建築です。
店に入って左手は帳場風になっていてそこでお土産用の赤福の販売がされてます。その奥で店内での飲食用の食券が販売されてるんですがここで販売されてるのは一皿3個入りの赤福(280円)のみです。近所にある支店では季節によって赤福氷やぜんざいも販売されてるようです。
右手にはきれいに磨かれた竈が置かれていますがこれは今でも火が入ってお茶を沸かしてます。


店の奥に入るとガラスで囲まれた小部屋で赤福を作っているところが見えます。写真のように数人のお姉さんが餡の入った釜のようなものを囲み黙々と作業してます。
まず横に置いたおひつから餅を一掴みとりわけ一個分ずつ手で切って丸め釜のふちに貼り付けて行きます。
それを別の人がまず餡を取り続いて餅を取りまた餡を取って軽く釜のふちでたたいて形を整えているようです。
一皿3個分が約20秒で出来上がります。
赤福は本店や支店以外に各地の駅、デパートなどで販売されてますから相当な数になると思いますがすべて本店と同じ工程で手作りされてるそうです。この女性たちは「餅入れさん」と呼ばれて厳しい研修を受けてるそうです。
そこから奥に入ると畳敷きの場所があり、そこで赤福をいただきます。僕たちは一番奥、五十鈴川の見える縁側に腰掛けていただきました。

うれしかったのはふた皿しか注文してないのに何も言わなくても人数分のお茶を持ってきてくれたこと。お茶は冷やしたほうじ茶なんですが冷蔵庫や氷で冷やしたんではなく井戸水で冷やしたようなええ感じの冷え具合でした。
うちの奥さんが赤福好きなんで大阪に行ったときにはデパートで買ってくるんですがはっきり言って僕は美味しいものとは思ってませんでした。ごく普通のあんころ餅というイメージでした。
ところが本店で食べた赤福は「美味しい」んですよ。
まず餅が柔らかい。伸びがいかにも搗き立ての感じで噛むと歯ざわりが絶妙です。
餡も風味が違います。もともと僕は漉し餡が好きじゃないんですがそれは粒餡にある風味が漉し餡にすると無くなってしまうからなんですがここの餡は漉し餡なのにしっかり餡の風味が残ってました。
店売り用とお土産用を別に作ってるようではないようですからこの違いは「鮮度」の問題なんでしょうね。
箱詰めの赤福はきっちり包装してあるんで賞味期限が夏は二日、冬は三日ですが三個入りのパックは当日のみというのも初めて知りました。
赤福好きの方、ぜひ本店で作りたての赤福をご賞味ください。
三重大学の学生さんが赤福についてレポートされてるんでごらんください。
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かわちゃんのおっしゃるとおり!
赤福は本店に限ります!
お茶がめちゃくちゃおいしい。あんこの味が違う!
写真みてるだけでヨダレが出そうです。
>写真みてるだけでヨダレが出そうです。
キーボードに垂らさんように気付けや(笑)。
家用に持って帰って食べたらやっぱり味が全然違うわ。やっぱり現地で食べんとあかんわ。で、近年は赤福は現地では食べるけど、お持ち帰りはしません。
僕は小学校の修学旅行以来ですわ。
で、ご利益はあったん?
泊まりも同じく二見ヶ浦。
そうですか、西宮のえべっさんはご利益ありますか。
姫路はさっぱりですわ。
「肉そば改」の石垣島ラー油、あれおかげ横丁でみつけてん。どっかにないか探してたとこやったんや(笑)。
それも伊勢で石垣島のラー油なんてようみつけましたね。
けど、伊勢の地で石垣島のラー油がうってるなんて?????う〜んわからん。
兵庫県では売ってないんかな。
ところで伊勢にはもう一つ御福もちという赤福そっくりなお餅があることご存知ですか?
正確には二見が本店なんです もちろんわたしも赤福派ですが 御福の根強い人気があるのか 創業200年続いているようです 赤福は300年
とか・・・地元やその他興味のある方が赤福と御福について調べて見えます わたしより詳しいんでそんな一度ページ見てください〜〜
http://www.parfait.ne.jp/~namachan/sweets_collection/sweets/fukufuku.html
御福もちねぇ〜。
今度行ったら食べてみよ〜っと!