このコラムの内容に関してはこれからも書いていくこともあると思いますが今回は「中国の野菜は危ないか 」について。
うちの子達がまだ小さいころなんで10年ぐらい前の春の話です。
子供を遊ばせるため冬はスキー場になる高原に行きました。
この高原は「高原キャベツ」の産地です。
僕が子供のころ、春のキャベツ畑といえばモンシロチョウがいっぱい飛んでいて青虫やさなぎを捕まえては家で羽化させたものでした。
そんな思いがあるので補注網と虫かごを車に積んで出かけました。
しかし高原に着いて広がるキャベツ畑には一匹のモンシロチョウも飛んでませんでした。
食堂のおばちゃんの話によると青虫がつくとキャベツの商品価値がなくなるため収穫までに数回農薬をまくそうです。しかも農家の自家消費分に関しては農薬を半分くらいにしているということでした。
広々と広がる虫が一匹もいないキャベツ畑、昔の様子を知らない子供達にはなんと言うこともない風景なんでしょうが僕にとってはちょっとショックな風景でした。
しかしここで安易に農家を批判することは出来ません。虫の食い跡のついたキャベツが店頭に並んでたら避けるでしょうし、うちの奥さんなんかはもし葉をめくって青虫が出てきたらえらい騒ぎでしょう。
中国野菜の農薬が問題になる前のことですから今はどうかわかりません。しかし、国内で農薬が問題にされたのはこれよりずっと以前からです。それでもこの状態ですから今でもそんな変わらんような気がするんですが。


私も何言ってんだ?と思ってました。
先日、友人と夕食を一緒に作って食べる事になり、何気なく野菜に手を伸ばしたら、そういわれ一括されました。
何の根拠もなくそういう迷信めいたことを口走ってはいけませんね。
とても参考になりました。